会計基準検索システム『ASSET-ASBJ』の公開

概要

リース会計基準の公開前日の9月12日に会計基準検索システムが企業会計基準委員会(ASBJ)より公開されました。

企業会計基準委員会により開発された基準等に掲載が限定されていますが、かなり使いやすい印象のため以下で使用感等について記載します。

使用感

アクセス方法

以下のリンクよりアクセスすることが可能です。

会計基準検索システム | 会計基準検索システム (asb-j.jp)

トップ画面

トップ画面はすっきりとした見た目です。

基準の選択画面

基準の選択は資産、負債といった財務諸表項目から、個別の論点別にブレークダウンして選択する形式です。
導線もわかりやすく使いやすい形式だと感じました。

先日公開された新リース会計基準については現在差替対応中のようで、旧基準が掲載されています。

例えば資産→金融商品→各論と辿ると実務対応報告も含めて記載されているので、論点ごとに基準の取りこぼしに気づくことができるかもしれません。
論点別の全体像を確認することにも役立つのではないでしょうか。

検索ボックスも設置されており、基準名または本文で検索ワードとの一致する基準を提示してくれるようです。
ただし、検索ワードのハイライト機能等はないようで、基準を開いた後に再度検索ワードでの検索を行う必要があるため、検索性は高くないかもしれません。

基準の表示画面

基準を選択すると以下のような画面で表示されます。従来のPDFでの提供ではなく、ウェブサイトであるため、引用の際のテキストコピーもしやすく、URLで共有できる点もメリットです。
また、「目次の選択」より、表示する項目を選択することができます。下記では「連結財務諸表におけるリース取引の会計処理に関する実務指針」より、設例部分のみ抜粋して表示しています。この状態で「印刷する」を押下することで、例えば、設例による解説のみをPDF化することも簡単にできるので、便利な機能だと感じました。

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