防衛特別法人税創設による法定実効税率の改定について
防衛特別法人税は法人税額を課税標準とするため、2025年3月中に創設された場合には、2025年3月期の期末決算において、法定実効税率の算定のなかで防衛特別法人税の影響を加味する必要があります。本記事では防衛特別法人税が法定実効税率に与える影響について解説していきます。
連結外しによる不正事例解説 第2回_複雑でない手口での収益の過大計上
「連結外しによる不正事例解説 第2回」では、E社が行った収益の過大計上に関する不正事例を深掘りします。連結範囲の判断基準と絡めて判断の背景や実務上の重要なポイントを解説します。不正防止の知識を深めたい方は是非ご確認ください。
年収の壁問題についての解説
来年度の税制改正に向けて与野党の協議の目玉である「年収の壁」問題について、主要な年収の壁(副業・所得税・扶養・社会保険)を具体例で挙げて解説します。年収の壁問題とは、日本の税制や社会保険制度において、特定の年収を超えることで税負担や保険料負担が増加し、かえって可処分所得が減少したり、働く意欲を削がれたりする問題を指します。
日本企業の直近のIFRS適用状況の解説
日本企業におけるIFRS適用の最新動向を解説:東証の開示内容分析資料に基づき、2024年6月時点のIFRS適用会社数とその推移、市場別および業種別の適用状況を分析。時価総額への影響やグロース市場での適用の増加傾向についても分析しました。
連結外しによる不正事例解説 第1回
連結外しスキームによる不正会計の事例を4つの分類に区分して解説していきます。ENECHANGEの事例を基に、SPCを用いた収益過大計上の手法や連結範囲の操作など、不正の主要な特徴を探ります。今後、他の事例も紹介予定です。
改正リース基準概要解説(5回/全5回)_IFRS16号と新リース会計基準の主要な相違点
概要 2024年9月13日に公表された「企業会計基準第34号 リースに関する会計基準」及び「企業会計基準適⽤指針第33号 リースに関する会計基準の適用指針」(以下、「新リース会計基準等」といいます。)に関する記事としては […]
改正リース基準概要解説(4回/全5回)_短期・少額リース
新リース会計基準では、条件を満たす取引に対して旧基準と同様に簡便的な会計処理が認められますが、適用条件には要件の変更が含まれるため注意が必要です。短期や少額といった要件の大枠は共通していますが、具体的な条件には相違があるため、基準変更に伴う適切な対応が求められます。
IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」概要解説(2回/全2回)_MPMと情報の集約
IFRS18による損益計算書構成の改善に続き、経営者が定義した業績指標(MPM)情報の集約(集計と分解)について解説。それぞれのIFRS18における要求事項、ガイダンスについて現行基準と比較しながら解説します。損益計算書の表示が従来と異なる見え方となるため、適用に向けた影響度調査を含め、事前準備を行うことが必要です。
IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」概要解説(1回/全2回)_損益計算書の構成
2024年4月、国際会計基準審議会(IASB)は、IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」(以下、IFRS18)を公表しました。収益・費用の5区分と新たな小計の導入により、企業間比較の実効性が向上します。IFRS18について2回に分けて解説を行う予定ですので、基準概要の理解と対策のためにご活用ください。
改正リース基準概要解説(3回/全5回)_リース期間の判定
新リース会計基準でのリース期間の判定方法を解説。契約の延長や解約オプションに対する合理的な確実性の判断が求められるため、リース期間の実務対応では、過去の賃借実績や事業計画に基づく詳細な検討が重要です。リースに関する会計基準の適用指針設例をもとに実際の検討ポイントを解説しています。